助動詞(Modal Verbs)- A2レベル

助動詞とは?

助動詞は主動詞に追加の意味を与える特別な動詞です。能力、可能性、許可、義務などを表現するのに使います。

A2レベルでは主に以下の助動詞を学習します:

  • can / can't(能力、許可)
  • would like(申し出、依頼)

助動詞の基本ルール

  1. 助動詞の後には必ず動詞の原形が来ます
  2. 三人称単数でも動詞の形は変わりません(-s/-esは付けない)
  3. 否定文は助動詞の後に「not」を置きます
  4. 疑問文は助動詞を文頭に置きます

can / can't

1. 能力を表す

あることができるかどうかを表現します。

肯定文: Subject + can + 動詞の原形

  • I can speak English.(私は英語を話せます)
  • She can swim very well.(彼女はとても上手に泳げます)

否定文: Subject + can't (cannot) + 動詞の原形

  • I can't drive a car.(私は車を運転できません)
  • He can't come to the party.(彼はパーティーに来られません)

疑問文: Can + Subject + 動詞の原形?

  • Can you play the guitar?(ギターを弾けますか?)
  • Can they finish it today?(彼らは今日それを終えられますか?)

2. 許可を表す

何かをする許可を求めたり与えたりするときに使います。

  • Can I open the window?(窓を開けてもいいですか?)
  • You can use my pen.(私のペンを使ってもいいですよ)
  • Students can't use phones in class.(生徒は授業中に電話を使ってはいけません)

would like

主に丁寧な申し出や依頼、希望を表現するために使います。「〜したいです」という意味です。

1. 希望を表す

基本形: Subject + would like + to + 動詞の原形

  • I would like to visit Japan.(日本を訪れたいです)
  • She would like to learn French.(彼女はフランス語を学びたいです)

短縮形: I'd like, you'd like, he'd like, etc.

  • I'd like to order a coffee.(コーヒーを注文したいです)

2. 申し出や依頼

  • Would you like something to drink?(何か飲み物はいかがですか?)
  • Would you like to come to my party?(私のパーティーに来ませんか?)

物を提供する場合: Would you like + 名詞

  • Would you like a cup of tea?(お茶はいかがですか?)

注意点

  1. 「can」と「be able to」の違い

    • can は現在の能力を表します
    • be able to は現在・過去・未来の能力を表せます
  2. 「would like」と「want」の違い

    • would like はより丁寧な表現です
    • want は直接的な表現です

練習問題例

  1. あなたは泳げますか?

    • ___ you ___ swim?
  2. 私は日本語を話せません。

    • I ___ speak Japanese.
  3. 彼女は今夜映画を見たいです。

    • She ___ ___ ___ watch a movie tonight.
  4. コーヒーはいかがですか?

    • ___ you ___ a coffee?

A2レベルでよく使う助動詞表現

  • Can you help me?(手伝ってもらえますか?)
  • I can't hear you.(あなたの声が聞こえません)
  • Would you like to join us?(私たちと一緒にいかがですか?)
  • I'd like to try that.(それを試してみたいです)